2020.09.13 Sun
恵那峡の思い出
このまま何事もなかったようにふつーに更新します。
最近のタナわちについてはいろいろありすぎるので
またゆっくり時間ができたら。
あ、病気とかじゃ全然ないのでご安心を。いつも通りです。元気。
さて。
8月中旬に終了したねこねこ展12のあと9月いっぱいのお休みをいただいている雑貨茶屋ですが。
休みではあっても毎日店に出てやることだけはあるという。
ちなみに今日は厨房の大掃除をしています。まだ終わりそうもないけど。
そんな地味で先が見えない雑用の合間に、先日のお出かけの様子でも。

お昼前になって急に出かけることにしたのでとにかく近場で。
実は、お目当ての場所は別にあって出かける前に情報も見てから行ったのに
入り口まで着いたらなんと閉まっていたという。
コロナの影響で、週末のみのオープンになってた。
ガッカリの極み。
でもまあそのおかげで、いつもなら行列必至の「恵那川上屋」のモンブランが
待ち時間なしで食べられた。
栗一筋という名前のモンブラン。
おいしいの。
おいしいんだけど、とにかくデカくて…。
おいしい!って思えるサイズでやめとくの大事だなあと思った次第。
ハーフサイズがあればねえ。
でも甘いもの得意な人はイケると思う。
中メレンゲかな?サクサクのがはいってて、和栗だから甘過ぎないし。

川上屋といえば栗きんとんが有名で(個人的には『すや』の方がすき)、
こんな椅子もあります。
もちろん座って撮影したんだけど、公開はしない。
なぜかというと、当日昼前になって急に出かけることにしたわけで。
出かける予定じゃなかったのでファンデーションしか塗ってなかった。
で、そんなこととーんと忘れてニヤニヤしてポーズとってた。
てゆーか、その顔でいろんな人と喋ってた。
眉、大事。

いつの間にやら栗の季節なのね。
今年っていったいなにやってたんだろう。
コロナめ…。

恵那川上屋の横にある横井照子ひなげし美術館。
スイス在住の洋画家横井照子さんの作品を集めた美術館。
いい建物。

横井さんってまったく存じ上げなかったんだけども、
作品には見覚えがあるのがいくつか。
川上屋さんの包装紙や手提げにプリントされてる絵だった。
てっきり日本画なのかと思ってたら洋画なのか。
色使いがとても綺麗。

お抹茶とお菓子をいただく。
ドライストロベリーと抹茶ってあうのね。

この器、いいなあ。

駐車場から見たひなげし美術館。
突然姉が「あたし、ここならいいわ。これにするわ」と言い出す。
ここに来る道中、
「売り物件」の看板を見ては自分なら買うかどうか
土地だけならまだしも上物がついてるのはいらんよね、だの
こんな道路ばたはいらんね、だの
このトシで借金抱えるのはいやだ、だの
じゃあ宝くじが当たって即金で買えるとしたらどうだ、だの
話していたのだが、そのファイナルアンサーらしい。
「駐車場もついてるしさ」
これは川上屋の駐車場だけどな。
「いやこの上に駐車場あるみたいだし」
でも川上屋の敷地だけどな。
てゆーか、川上屋も売らんと思うよ。
税金対策にもなってそうだしさ。
眉毛もないくせにえらそうに土地について語る。

栗一筋でお腹いっぱいになってしまったので近くの恵那峡に向かった。
何回か近くまで来ているのに、恵那峡には来たことがなかった。
「恵那峡ってどこをさして恵那峡なんだろう」
やっぱり遊覧船とかあるとこじゃないの?
佐藤健くんも乗ってたよ。
とやってきたのに、遊覧船は週末のみ運行。
や、やってても乗らないけど。船酔うし。
そして、観光客の姿もない。
でも景色はいいし散策でもしよう。
恵那峡さざなみ公園。

あ!そうだ!恵那峡って何かあったと思ったらあれだ。
弁財天がいるはず。
一度見てみたかったんだよねー。
どうやらあの橋を渡った弁天島にあるらしい。

昭和のムードむんむんの橋。

いた。
ドみどりいろ。
こちらの弁財天はかの浅野祥雲作ではないかとも言われているけども、
はっきりしたことはわかっていないらしい。

昭和6年に建立されてその後塗り直されたと。
なかなかにビミョーな天気の日でどう撮影しても顔がはっきり写らない。
でもまあ見られたからいいや。

さざなみ公園には弁財天の他にもうひとつ像があった。
福沢桃介。
福沢諭吉の娘婿で、名古屋には少なからぬ縁があ電力王・桃介氏。
こちらもまったく顔がわからない。
イケメンのはずなのに。
なぜにここに福澤桃介の像があるかというと、
恵那峡ってのは木曽川を堰き止めた大井ダムによってできた人造湖で、
その日本初のダム式水力発電所を作ったのが福沢桃介。
恵那峡の生みの親なわけで。

こちらは川上貞奴。
元々は女優さんで、のち桃介氏の事業パートナーになった人。
名古屋には彼らというか、
貞奴の住んでいた家が復元されて残されてます。

もちろん石碑もあります。
建設関係者との写真。
桃介、イケメンのはずだが…。
「どの人がタイプ?」
は?この中で?
「うん」
なかなか難しいな………えーと。

えーと。

「あたしこの人かな」
えー、このポケットに手入れてる人?
うーん……。

あたしはこの貞奴の隣の外国人かな。
「フーン」
なんの実りもない会話。

まだまだ蒸し暑いけど、
まわりにはトンボが飛び回っててすでに秋の気配。
恵那峡といえば、一昨年の朝ドラ「半分、青い」の舞台が
すぐ近くで(その記事はこちらです)本当なら今も観光客がいたはずなのに。
がらりんこ。

店のおじさんが昔乗ってたという古い車が店内にドーンとある
(実はもう一台あった)お土産物屋さん。
人が来ないから時間の感覚がなくなっちゃって…って言ってた。
このへんじゃ感染者ひとりも出てないんだけどね、って。
でもしょうがないよね、って。
気持ちよくわかる。
でも踏ん張るしかないよねー。

これは違うお店で買った美濃焼の猿。
美濃焼奥が深い。
またこういう変なものを買いに
どこかに気軽に出かけられる日が戻ってきますように。
その時はきちんと眉もアイラインも描く。
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