2014.05.30 Fri
初夏の柚遠足<三嶋大社編>
修学旅行に向かう中坊ズと同じひかりちゃんに乗り込むわたくし。
どーせネズミーランドやろ…ト思っていたら、まさかの同じ三島駅でぞろぞろ。
ふふふ富士山か!マウント富士か!こんなにか!
ト思うほど、中坊ズ以外にもえらいたくさんのヒトが三島駅で下車。
その、あまりの驚きで、
あんなに『三島駅・南口。改札外で待つ!』ト言われていたのにもかかわらず
修学旅行生の渦に飲み込まれ、まったく反対の北口から出てしまい途方にくれたあげく
わざわざ入場券を買って駅を突っ切り、やっとの思いで南口へ到着。
ひゃーーー!!
ゆずーーーー!!

秋の深大寺遠足から早八ヵ月が過ぎ、これでは夏になってしまう!!
トいうことで、久々に遠足を決行することにしたゴレンジャイ。
なんと今回はミドレンジャイ(別名ゆずねー)の飼い犬、柴っぽい柚(9)
という豪華ゲストつき!
トいうか、柚に会いたい会いたいばっかりで
ミドレンジャイの地元に遠足の地を決めたワタシたち。
柚〜〜!!元気ーーー?!!!!
他のメンバーに会うのも久しぶりなのに、まったく無視。
ゆーじゅーーーー!!!うーしゃしゃうーしゃしゃ。
柚に会うのは、相模湖に行った時、前乗りでゆずねー宅に
泊めてもらった時以来だなあ。

立った柚を見ては「かわいいねえ〜〜〜!!」
座った柚を見ては「ゆず〜〜〜かわいいねえ〜〜〜」
修学旅行の中坊よりもきゃいきゃいしている
ミドレンジャイ以外のゴレンジャイ。

のぞく柚。
「柚ーー!」
飼い主ミドレンジャイを残し、残り全員小川のこっちから手を振る。
「柚!見えた見えた!」
柚、皇族扱い。

まず最初の目的地、三嶋大社に到着。
わ、あの樹変わってる。
「ほんとだ!すごいね」
モモ松っつあんと並んで見上げる。
あれさ、女のヒトがこうして手をぐーんと伸ばしてるみたいに見えん?
ほら、両手でさ、あのベルトみたいなのの下がオパイでさ。
「お、パイオツ!」
ま、お下劣!

ご神域やし、柚は連れて入れんな。
「うん、犬はちょっと…って言われても嫌だしね」
え?宅の柚ちゃんがなにか?
「えー…犬は立ち入り禁止なんですよ」
犬?!失礼な!このコは犬じゃなくて柚ちゃんですっ!
「宅のかわいい柚ちゃんざますっ!」
即興モンスターペアレンツコントをしつつ、
柚と留守番チームをおいて中に入るワタシとミドレンジャイ。

亀がわさわさいる。
神社というのは亀がよくいるなあ。
「ご朱印はー?」
あ、もらうもらう!
「こっちらしいよ」
ト、矢印の方に行くと。

どーーん。
…えーと……キミが書いてくれるのか、矢田部なんとかさん。
「お金だして三嶋大社を再建してくれたヒトみたいだねえ。
だからイヤでも目につくようにしてあるのかもね」
まずは矢田部さんを詣れ、トいうことか。

おおー、すごいなーーー。
「ここ、松坂大輔が結婚式あげたんだよ」
マジ?なんで?松坂ってこのあたりの出身?
「いや」
じゃなんでよ。
「知らんがな。勝負事とか商売の神様らしいからじゃない?」
へーーー。
ト、地元ならではのワンポイント三嶋大社を聞きながら本殿に向かう。

犬?あれ、犬だよね?
「ほんとだー。ちゃんと左右で阿吽になってる」
狛犬じゃなくてフツーの犬っぽいよね。
「うん、巻きシッポだし」
なんでだろーー?
「中に巫女さんいるから聞いてみたら?」
うん、お参り終わったら聞いてみよう。
……ト、諸処お礼とお願いをすませて、さて。
あ!巫女さんおらんくなっとる!おらへんがな!
「キレンジャイがあんまり食いついてるから逃げたんじゃない?」
えーーー。
「わ、やば!聞かれるわ!あたし知らんし!って」
えいくそ、逃げられたか。

さすがに有名なパワースポットだけあって、なんだか空気が違う。
…ト、毎回神社に行くたびに思うのは、やっぱりなにかが違うんだろうなあ。
そういえば、さっき社務所のヒトが
あっちにいったら鹿がいるって言ってたけどさ。
「うん、鹿いるらしいよ」

わ。あれやな。
「うわ!あんなにたくさんいるとは思わなかった」
えらい大勢いらっしゃるで。

まったり座り込んでいる鹿のみなさんと、
水たまりでアグレッシブに活動する鳩のみなさん。
お!すみっこに白い鹿いるじゃん!
「えーー?白い鹿ー?」
うん、ほら!

「………あれ、もしかしたらニワトリじゃないかねえ」
……。
「多分、だけど、ニワトリじゃないかねえ」
……。
「ねえねえあれさー」
もおいいっ!!

さっきからめっちゃ見られとる。
神社なのに地蔵。
地蔵顔の鹿。

見とるなあ。

わっちゃん……。

名残惜しいけど鹿に別れを告げて、留守番チームと交代。
柚は後ろ頭もかわいい。

「あたしのことちやほやしてくれるおばちゃんたちどっか行っちゃったわ」
うむ。そんな感じやな。
「飼い主とこのヒト、ぜんぜんちやほやしてくれない」
柚、かわいいかわいい。
待ち合わせから1時間ちょいで、すでに柚に飽きられているわたくし。

それにしても柚はキレイやな。
「昨日シャンプーしたからね」
おとなしいしさー。
「おとなしいっていうよりこれは…」
うん……ちょっとまったりしすぎだけど。
ト、ミドレンジャイと最近のあれこれを語り合っていると
「犬、かわいいねえー!」
トおじさんが声をかけてきた。
「いい顔してるね」
「ありがとうございますー」
「飼い主さんと一緒で」
「はいーよく言われますー」
「言うねえ〜〜〜!!」
ミドレンジャイのおじ転がし。

「さわっても大丈夫かね」
「はい、どうぞ」
「よーしよし」
首のあたりをかしかししようとした足ごと固まる柚。

「このコはなにちゃん?」
「柚です」
「柚ちゃんかー。柴?」
「柴っぽい犬です。雑種」
「雑種!」
「柴よりも一回りは大きいんですよ」
「そうか、よーしよし」

「うちにもねえ、いたんだけどねー…」
「あ…そうなんですか」
……………あら。
ちょっとしんみりしたワタシとミドレンジャイ。
んが。
「うん、あげちゃった」
…あげちゃった、て!
ワシらのしんみりを返せ!

「でも日本犬はいい。かわいいわ」
「ですねー」
「そうか、柚ちゃんか」
………。
「柚ちゃん、よーしよし。柚ちゃん!柚ちゃん!」
足をあげたままナデナデされる柚。
「柚ちゃん、おとなしいなあ。柚ちゃん!」
犬好きなんだなあ、おじさん。
「かわいいなあ、柚ちゃん」
ナデナデ。ナデナデ。
「で?柚ちゃんはどっち?オス?」

さんざん「柚ちゃん柚ちゃん」って呼んでたのに。
柚……そんな『チッ!』みたいな顔しないの……。
初夏の柚遠足、始まりました。
| パラダイス | 17:13 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑