2007.05.07 Mon
借りる男
ビデ夫の姿がみえない。
ビデ夫は近所に住む推定30代前半の男だ。彼の手には必ず近所のレンタルビデオ屋のバッグがある。返して借りる、返して借りる、の繰り返しなのであろう、彼を見かける時には必ずその手にはブルーのバッグがある。
なので、ビデ夫。
もしかしたらCDかもしれないのに、ビデ夫。
最近はDVDになっているかもしれないのに、やっぱりビデ夫。
DVDになってたら、ディブ夫?
ただの通りすがりならそんなに気にならないのだが、ビデ夫は3回に1回くらい店に入って来るのだった。カフェの方ではなく、雑貨の方に。
だだだっと入って来て、棚の前に仁王立ちになりナニかをチェックして出て行く。
ほとんど女子対象の雑貨なのに、一体ナニが彼の琴線に触れるのか。
彼が出て行ったあと、彼が立っていた場所に立って同じように見てみたが、まったくわからなかった。
たまに、ナニもチェックせず店内を一周して出て行くこともある。
一体ナニがしたいんじゃーワレー。
先日、ビデ夫は両手で大きなビニール袋…はっきり言ってしまえば、ゴミ袋、に洋服らしきものがぎっちり詰まったものを抱えて店に入って来た。
もちろん、いつものブルーのレンタルバッグも持っている。
だっだっだっと4歩くらい店内に入って来て、そのまま振り返って出て行った。
マチガエタ……という顔をしていた。
多分、家を出る時に(今日はビデオ屋の他にクリーニング屋に寄る……ビデオ屋の他にもう一軒店に寄る……店に寄る…)ト、考えていたのであろう。
そのもう一軒が、いつの間にかウチに変換されてしまっていたのだ。きっと。
女子でイッパイの店内に入ったところで気がついたビデ夫。
まちがえちゃったねー………。
いつもビデ夫が通るたび、つい見つめてしまうのだが、私の視線を彼は気づいている。
なぜそんな確信があるかというと、ビデ夫が角を曲がって来た時、目があったのだ。
目が合って次の瞬間、彼はケータイを取り出ししゃべり始めた。
なぜかそのまま通り過ぎず、何回も店の前を通る。あっちへ行ったり戻って来たり。
なーにをしとるんだ?
なんだ、その小芝居は。
小芝居、だったのを私は知っている。彼のケータイは、通話状態ならペカペカと小さいライトが点灯するタイプのやつだったのだ。
そして、まったく光っていなかったのだ。
「……うんうん……あーオレはさーどっちでもいいんだけどさー……あ?うんうん?…」
ってどっちでもいいのは、こっちだー!!
なんのアピールなのだ、いったい。
そんな愉快なビデ夫を最近見かけないのだ。
どうしたんだ、ビデ夫。
カムバック、ビデ夫。
もう借り尽くしてしまったのだろうか?ビデオ。
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| 未分類 | 23:24 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

よっぴー!さん、いや、まさしくその通りだと思われ…。思い切って「ビデ夫…」と呼びかけてみたらどうだろう、と思ったのは私だけではないはずで。
父さん、私が「北の国から」を見たのは最後の「遺言」だけだというのは秘密にして下さい。ずっと田中邦衛の役名を「こくばん」だと思っていたというのも……誰にも言えなかったんだ。
裏香織さま〜〜〜。そうです。ちょっとテンプレートを変えてみました。あほっぽく。
昔から私のテーマは「バカっぽくてカワイイ」なのです。今回はバカっぽいのがなかったので、あほっぽくしてみた。
探偵かー楽しそうだなあ。でも占い師とかもいいな。うひひひ。
terraさん!なんてことを言うですか、アナタは!
私が一体いつ、そーゆー人の琴線に触れたと!てゆーか、そのテの人ってどのテよ(笑)。
トメ、あのさー。
いい男だったら「ビデ夫」なんて名前つけん。「夫」だよ。なんていっても。
せめて「ビデオくん」とか。もうちょっとソフィスケートされて名前に……。
ソフィスケート〜〜〜〜〜?????
ピノコ☆さん(笑)、うふ。
まさるんのそーいうとこ、キュンってくるわよね?!「あ、目覚めたの?」なんて声かけてあげたいっっ!まさるんなら、ビデ夫でも許すわ。ワケのわからんホラーばっかり見てても。
あ、ワケのわからんなんて書いちゃって、ワシも怒られる!逃っげろ〜!
あ、ワシのブログやった。逃げれん。
| ワタナベリリコ | 2007/05/08 22:52 | URL |