2011.11.27 Sun
秋の遠足は舞の海、その4。
その結果どこの誰だかわからないご家族の記念写真が撮れてしまうことになったとしても。
が!
アレはわかる!
アレはわかるぞ!
ぐっさんだ!
ちがーう!
ジーニーだ!
「おおー!有名どころキタねえ~」
キタ~。
さすがワタシらでもわかるくらいの有名キャラ、まわりをがっつり囲まれている。
囲まれてるだけじゃなく、
バシバシはたかれている。
……関取か。
気の毒になあ。
「あ!」
なになに?
「あっちから素顔のキャラクターが来た!」
「ほんとだ!むき出し!」
アオレンジャイとミドレンジャイ、二人揃って声をあげよる。
素顔~?!うそーん!そんなんおるんか?
は?!アレか?!
「…メイクかなあ?」
……オイオイ…冗談はよしこさん…。
トふたりの方を見たら、真顔。
あれをどう見たら素顔だと…。
まったくもってキミらの目は節穴だなあ。
お!
「あれはわかるよ」
アンドウミキちゃんだよ。
「…………」
ワシの目も節穴か。
ところで、シーには『ファストパス』という制度があるのは有名な話。
特に人気の乗り物にのみ許された、一種の予約制度。
ツバつーけた!ト押さえておけば、ずっと並んで待たずとも押さえた時間帯には乗れるのだ。
まったく待たないというわけではないが、2時間並ぶことを考えたら夢のようだ。
そんなスンバラシイ制度を、デキリーマンであるミドレンジャイが使わないわけがなく。
わっはっは!
どうよ、コレに乗るだよ!レイジングスピリッツだわさ。
『崩れかかった古代神たちの発掘現場を猛スピードで駆け抜ける
ローラーコースタータイプ』ですってよ!
『360度回転する』ですってよ!
あらまあ、こんなハイテクな乗り物にまさか乗れるなんてねえ~思ってもみなかったわ。
「ま、ワタシはシングルライダーだけど」
いやいやいや、それはさあミドレンジャイ、キミがじゃんけんで負けたからじゃないか。
「3人だしねえ」
そうだよ。コースターは二人乗りだからね、仕方ないね。
「いいけどさ、シングルライダーで」
フッ、もうシングルライダーって言いたいだけになっとるでしょ。
注意書きを見て、かわいいかわいい!トまたしてもどうでもいいところに食いついていたら、
とうとうワシらの順番になった。
「3名様ですか、シングルライダーの方は…あ、お決まりですか
ご相席いただいてもよろしいですか?」
「はい、もちろん」
「ありがとうございます!6番シングルライダーOKです!」
よっ!シングルライダー!
ト、ニヤニヤしながらご相席のシングルライダーを待つワタシたち。
そこへ…。
「ではこちらでお待ち下さい」
ト、おねいさんに案内されてきたのは、どうみても小学生男子。
ハハーン、お母さん&弟or妹で来ちょるんだな。で、兄ちゃんだからってシングルライダーにされたんか。
「お、若いね、よろしく!」
この若さでシングルライダーとは心細かろうとやさしく声をかけるウチのシングルライダー。
んが突然ニヤニヤしたおばちゃん3人に囲まれてこわかったんだろう、プイッと向こうを向いてしまう小学生シングルライダー。
……あらら。
まあいいか。
それにしても、久しぶりにコースターというものに乗ったがやっぱりおもしろかった。
絶叫マシンというほどでもないので「ヲヲヲッ!!」ト楽しめるカンジ。
あっという間の3分間。
あー…おもしろかった~~~。
ト、コースターから降り出口に向かって歩き出すと
「……ねえねえねえ」ト声をひそめてミドレンジャイが寄ってキタ。
ん?どした?
「……あのさ、コースターが来て乗り込む時シングルライダー子供だったよね?」
うん。
「それがさ…」
なによ?
「動き出してカタカタカタ…てまず登るじゃん、そしたら突然、
『寒くなりましたね~』って」
は?!子供ライダーが?
「ちがうの!おばさんになってんの!」
は?
「どゆこと?!」
「乗り込む時までは確かに子供だったのにさ、いざ動き出したら
『寒くなりましたね~』っておばさんになってんの!」
……いつの間に?
「わかんないの!」
……。
「それもさ『寒くなりましたね~』って!
『ドキドキしますね~』とか『いよいよですね~』でもなくてなんで
『寒くなりましたね~』?!なんでそんな世間話?」
ふはははは!
「コースターがカタカタ高みを目指してるのになぜあえて
『寒くなりましたね~』!
なぜ今ソレ?」
ゲラゲラ笑いながらそろそろ舞の海ともおわかれ。
楽しかった。
乗り物はたいして乗れなかったけど、でもこの空間にいるだけでおもしろかった。
いや~やっぱり来てみるもんだねえ。
「そうだね」
来てみて初めてわかったこととかたくさんあったもん。
「ねえねえ、知ってる?」
なに?
「……ダッフィーの顔って……」
……ミッキーのカタチなんだよ!
ぶははははは!
ダッフィーの中に隠れミッキーがいること、
シーの中では買い食いすらも簡単にできないこと、
シーにはまったく知らないキャラクターが鬼のようにあちこちにいること、
ワタシたちがいちばん気に入った『チャンドゥ』のお菓子が一種類しかないこと、
シンドバッドが織田裕二に似てること、
シーの中ではみんなが笑顔になるというけど、
歩くのが遅い子供を置いてきぼりにして鬼の形相で列に駆け寄るお母さんもいること、
キャラクターにサインをもらうヒトがたくさんいること、
それを見て
「サイン、何語で書くんだろう…」ト、
アオレンジャイが気にしてたこと、
そして、動き出したコースターででいつの間にか変わってた相席ライダーに
突然世間話をふられたミドレンジャイは、やっぱりナニかもってるってこと。
あーおもしろかった。
さて、前フリはこれくらいにして。
行くか、おでん。
……前フリ?!!
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応援どうもありがとうございます!ネズミーマニアのみなさん、ホントにごめんなさい。本気で楽しんだんですよこれでも!
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| パラダイス | 10:54 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑
こんにちは!
とっても楽しそうですね!!いつもおもうけど、行った気になるから不思議です!!コースター、もう乗れません!今乗ったら、きっと心臓飛び出してしまいそうです!!やはり、お若い!!
たなちゃんとわっちゃんの、お顔がたまりません!!
| ドラおばたん | 2011/11/28 14:45 | URL | ≫ EDIT