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リリコのお宅探訪〜揚輝荘をたずねて〜。その2。

大正から昭和初期にかけて松坂屋の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民によって
構築された別邸『揚輝荘』。
前回はその北庭園をご紹介。
今回はそこから抜け道を通って南園へ移動。
南園で公開されているのは、当時、迎賓館として使われていた『聴松閣』。


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どーん。
これ、完成当時の色を再現したらしい。
昭和初期にこの色でこの山荘風。
伊藤さんのセンス、すげーっす。


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お、トラだ!
ト、写真を撮ろうとしていたところに突然ボランティアガイドのおっさんが。
「これは清の時代の中国のもの!」
へーーー、これが?
「……とかなんとか言われとるけど」
……。
「ナカジマセイノスケも見たでねえ〜」
あら。
いい仕事してますねえ〜って言いました?
「……」
おっさん、キョットーンとしとるがな…中島誠之助といえば
『いい仕事してますねえ』やろが。
言わなかったんですね、さすがに。
ト、ここでハッと気がついたらしいおっさん。
「中島誠之助、言わんかったわー!」
あ、そーですか。
「中島誠之助がいい仕事してますねえ言ったのはこっち!」


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おお!素敵玄関。
「このレリーフにはいい仕事してますねえ〜言っとったわ」
そーですかー。
「中島誠之助、いい仕事してますねえ〜ってなぁ」
…言いたいだけやろ。


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これかー。確かにねー。
ってゆーか、玄関にコレってほんと贅沢。
ここ、聴松閣は各界の要人や著名人の社交場として使われていた館。
政府関係者とかの姿もあったらしい。
それ以外にも戦前はアジア各国からの留学生を受け入れたり、
戦後はGHQに接収されて名古屋の司令部になったり、返還されたあとは
松坂屋の寮として使われたり、と、館に歴史あり。


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伊藤さんがお気に入りだった書斎。
はぁ〜〜。
天井、寄せ木?


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「この棚、なにを入れてたかわかりますか?」
おお、ボランティアガイドのおっさんよ。
どれのことだね。
「ほら、これ!この丸いあと」
この丸い?
「そう!これ!なんの…」
「ああ、ライフルですね」
姉、バッサリ。
「……あ…ああそう…そうです……」
ガイドさん、がっかり。
が、立ち直りが早いヒトだったらしく。


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「この写真、当時のものなんだけどね」
…はぁ。
「この、真ん中のが…」
…はぁ。
「GHQの夫人ね。この1Fの階段で撮ってる」
そうですね。
てか、書いてあるしな、それは。
「うん」
……で?このお嬢さんたちは?
「…それは…娘さん」
え?!誰の?
「…いや、誰のというか、お世話係の娘さん」
……なーんだ…。


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地下に降りてみた。
この階段、スゴイ。


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消火栓。
味、ありすぎ。


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そうそう。
この聴松閣には謎があって。
実は地下にトンネルが発見されておるのだった。
全長170mもあって、内部にはインド・イスラム様式のレリーフや壁画が残されているらしい。


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立ち入り調査の様子。
戦時中は防空壕として使われたとのことだけども、
本来なんの目的で造られたかは謎。


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あの奥か〜。
行ってみたいような…行きたくないような…。
説明書きによると、1944年3月に極秘来日していた汪兆銘の療養場所
とされたとかされなかったとか。
…話がでかいわ。
まあ、トンネルを療養場所にっていうのがいかがなものかとも思うけど。


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地下の内装は
伊藤さんがインド旅行でえらく感銘を受けたらしく、
それがものすごく反映されておる。


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なんてったって、インド人留学生に壁画描かせるくらいやもん。


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壁画はまあゴニョゴニョだけど味があるし、
まわりの文様みたいなのはめっちゃイイ。個人的にツボ。


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旧舞踏場…。
そういえば、ここにちょっとした舞台があったんだった。
画像を見直すまで全然気にしとらんかった。
楽団が演奏したとかなんとか言われたけど。


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ほら。舞台撮らずにまわりのレリーフばっかし。


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これはどうやらカンボジアのアンコールトムの遺跡を模したものらしい。
これも伊藤さんの趣味。


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伊藤さん、趣味あうわー。
アタシもうんざりするくらいお金があったら……


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『う と い』

……これは作らんな……。

改修工事で、こう言っちゃなんだけど古い建物の良さが
かなりなくなっちゃってて、あんまり見るところはなかったけど。
でもまあ残ってる古い部分はやっぱりイイ。
お金持ちはこうやってお金をモノにかえて残していただきたいものだ。
実際に残ってる古い建物はやっぱりイイ。
それが結論。


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出たところで寝てたでびたん(黒猫は全部でびたんト呼ぶわたくし)。
古い建物には猫がよく似合う。


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混沌とした我が家にはタナちゃんがよく似合う。


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| パラダイス | 07:41 | comments:9 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

いいねぇ、こういうのを贅沢って言うんだなぁ。細部にまでこってるよね。
江戸川乱歩か横溝正史の映画撮れそう(笑)

地下のトンネル、色々想像できてわくわくするなー。
きっと後ぐらい話とか恐い話とか色っぽい話があるんじゃないかなー。
うふふ。

| 留吉 | 2014/07/18 12:55 | URL |

揚輝荘いいね〜!いきたい!

| terra0501 | 2014/07/18 01:25 | URL |

素敵な家~!
とはいえ、すぐに「掃除するの大変やろな」と思ってしまう小市民。
あ、お金持は自分でやらないからいいのか。

| kosanta | 2014/07/17 08:59 | URL | ≫ EDIT

古い建物って素敵だよね〜。
内装もすごく凝ってるから見てて興奮する!
お外のでびたん、賢そうだわ〜。
思わず拡大してしまったww

| えみ | 2014/07/16 12:41 | URL |

う・と・い。とても気になりました^_^;

| ユミ | 2014/07/16 12:29 | URL |

イトウさんの頭の中覗いてみたい!
いいなぁ~、トンネル!わくわくするなぁ。
江戸川乱歩の世界みたい。しかもインド!

くぅ~、タナちゃんめんこいっ♡

| まめ | 2014/07/16 11:20 | URL | ≫ EDIT

ワタシも茶トラはみんなタナちゃんだし、白くてヅラ黒はわっちゃんで、ヅラ茶ははげまりゅさんで、ろしゃんぶにいたっては、みーんなりんみるれんぽん。
でぶおさんは何故かろしゃんぶぢゃなくてでぶおさん。
ろしゃんぶは、りんみるれんぽんと続けるのねー。
りんちゃんみるちゃんれんちゃんではなくて。

で、ステキお家は羨まし過ぎてワタシの脳ミソ範囲を超えててわかりましぇん!!

| まゆん | 2014/07/16 10:28 | URL |

(^^)

おはようございます(_)

昔の家は装飾にお金をかけている家が多いですね(^^)

タナちゃん、黒ネコと同じようなかっこうをしている(^^)

| きよ | 2014/07/16 09:05 | URL |

大正モダン的な家っていいですね。
凝った意匠の欄間とか、四角じゃなくて菱形の窓の桟とかに魅かれます。
私も飽きるほどお金があったら・・・きっと猫仕様の家にしちゃうんでしょうけど。

| からかる | 2014/07/16 08:49 | URL |















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